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Flow 02 業務内容の検討

障害者を雇用するに当たり、どのような業務を任せるのかを事前に検討する必要があります。ここでは、業務内容を検討する際に必要な2つのアクションについて説明します。

取るべき2つのアクション

①障害者特性の理解

障害者に任せたい業務を検討するために、まずは障害者の特性を理解する必要があるでしょう。例えば、精神・発達障害のある方の中には、コミュニケーションを苦手とする方もみられ、会話が少ない業務やチャットでのやり取りが可能な業務で活躍する方が多いです。下記に精神・発達障害のある方が活躍しているケースの多い業務の特徴や業務例を示します。身体障害についても同様に障害特性を理解した上で、業務を検討する必要があります。障害特性について、詳しくは、障害の種類についてをご参照ください。

業務の特徴
  • コミュニケーションが少ない/チャットが可能な業務
  • 高い集中力が必要な業務
  • 定型業務/ルール・手順が
    明確な業務など
具体的な業務例

デジタル業務(データ入力・プログラミング開発など)

高い集中力を生かすことができる、コミュニケーションは比較的少ない

工場での機械操作(製造プロセスでの数ミリレベルの調整など)

高い精度が求められる、コミュニケーションは少ない

デザイナー業務(グラフィックデザイナー・Webデザイナーなど)

チャットでのやり取りが可能、高い集中力で細部までこだわることができる

もちろん、すべての精神・発達障害のある方が上記に記した業務を得意とするわけではありません。そのため、最終的には個人の性格や障害特性によって、適切な業務を検討し、割り当てる必要があります。

②社内での業務ニーズの検討

障害者の特性や活躍が期待できる業務を理解した上で、雇用する障害者の特性を生かせる業務を社内で見つける必要があります。ここでは、業務選定の際に、社内でよくみられる取組の例をご紹介します。

業務選定の例
■ 人事・総務部門から現場へ
採用を担当している人事・総務部門の中で定型的な事務作業を行った後、人材特性が把握できた段階で現場のデータ入力業務へ広げるケースがあります。
■ 現場部署にニーズ調査
データ分析やシステム開発など、特定のニーズに絞り、現場へ調査を行う場合もあります。特に、現在社外に委託している業務や新規に必要となる業務では、人手不足が課題となっていると想定され、受け入れハードルも低くなる傾向にあります。
■ 外部支援機関への相談
社外の意見など違った角度から検討することが近道になることもあります。検討が煮詰まるようなら、外部支援機関に相談してみましょう。

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