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About 障害について知ろう

障害の種類や障害者手帳について知ることができます。

障害の種類について

障害の区分として「身体障害」、「精神障害」、「知的障害」に分けられています。近年注目されている「発達障害」は定義上は「精神障害」に含まれています。

身体障害

身体上の障害がある状態

障害の例
視覚障害、聴覚障害、平衡機能の障害、音声機能・言語機能の障害、肢体不自由、内臓障害など

精神障害

統合失調症、精神作用物質による急性中毒又はその依存症、知的障害その他の精神疾患を有する状態

障害の例
統合失調症、うつ病等の気分障害、パニック障害、PTSD、依存症など

発達障害

自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害がある状態

障害の例
自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如多動症(ADHD)、学習障害(LD)など

知的障害

「認知や言語などにかかわる知的機能」の発達に遅れが認められ、「他人との意思の交換、日常生活や社会生活、安全、仕事、余暇利用などについての適応能力」も不十分であり、特別な支援や配慮が必要な状態

障害の例
知的発達や運動発達の遅れ、言語の遅れ、読み書きや計算の困難、対人関係の困難、会話による意思疎通の困難など
  • 参考:e-GOV法令検索

障害者手帳について

障害者手帳は、障害を有する方が公的に認定される際に自治体から交付されるものです。
障害者雇用枠を使い就労する場合に原則取得が必要となり、「身体障害者手帳」「精神障害者保健福祉手帳」「療育手帳」の手帳を総称したものです。

身体障害者手帳

概要 身体障害者福祉法に基づいて、身体機能に一定以上の障害があると認められた人に交付される
対象の障害
身体障害

1級から7級までの区分が設けられており、いずれも一定以上で永続することが前提となる

  • 視覚障害
  • 聴覚又は平衡機能障害
  • 音声機能・言語機能又はそしゃく機能障害
  • 肢体不自由
  • 心臓機能障害
  • じん臓機能障害
  • 呼吸器機能障害
  • ぼうこう又は直腸機能障害
  • 小腸機能障害
  • ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能障害
  • 肝臓機能障害

精神障害者保健福祉手帳

概要 一定以上の精神障害の状態にあると認定された人に交付される
対象の障害
精神障害
発達障害

精神疾患の状態と能力障害の状態の両面から総合的に判断され、等級は1級から3級まである。

  • 統合失調症
  • 気分(感情)障害(うつ病、躁うつ病など)
  • 非定型精神病
  • てんかん
  • 中毒精神病(アルコール依存症や薬物依存症など)
  • 器質性精神障害(高次脳機能障害を含む)
  • 発達障害(自閉症、ADHD、学習障害など)
  • その他の精神疾患

療育手帳

概要 児童相談所か知的障害者更生相談所において知的障害と判定された人に交付される
対象の障害
知的障害

自治体や政令指定都市それぞれが独自の認定基準や支援内容を定めて運用しているため、等級の数や区分も異なるが、重度「A」とそれ以外の「B」に分けられている場合が多い。
愛の手帳(東京都)では、1度が最重度、2度が重度、3度が中度、4度が軽度の4つの区分に分かれている。

  • 参考:e-GOV法令検索